独立時には必須!社会保険はどうなるの?

ITエンジニアはその個人での働き方と収入から個人事業主として仕事をする人が増えています。専門性の高い仕事で、会社に縛られずに好きな人とプロダクトを作り続けたいと考えた結果フリーランスになる人も少なくありません。エンジニアは一人からでも独立して収入を得る事が可能ですが、会社員の時に払っていた社会保険はどのように変化するのでしょうか。

会社員時代には、会社が雇用保険、健康保険、厚生年金などの一部を負担しています。個人の負担分は会社の給料から天引きされていますが、その負担額も法律で決められています。

独立時には、個人事業主となった時に会社の社会保険から国民健康保険や国民年金に切り替える必要があります。今回は国民健康保険について取り上げるので、それ以外は「フリーランスになってわかる社会保険のありがたみ」をご確認ください。

国民健康保険は、保険料を収入に応じて住んでいる自治体に納めます。納付額は年収に応じて様々で、病院等での医療負担は3割です。また、退職して2年間は以前の健康保険の加入が認められています。その方法も検討してみてはいかがでしょうか。

なお、国民健康保険は自分の手続きをすると扶養家族も自動的に加入される、というわけではありません。配偶者や扶養家族はそれぞれ加入する必要があります。自分の手続きを行う際に、配偶者や扶養家族の手続きも一緒に行うようにしましょう。

ITエンジニアにとって個人事業主として独立するなら体調管理は仕事の一つというぐらい大切な事項です。医療負担が全額にならないように、フリーランスでも個人事業主ですので家族の方も含めきちんと手続きが必要です。